赤坂タイムラー

Google ショックのウラ側

公開日
文責
アカサカ ヒカル

(米 NY・06/02/28)
メリルリンチ主催のカンファレンスでの Google CFO – George Reyes の発言を受けて、NASDAQ市場が揺れている。
発言は、今後のサーチ系広告市場の鈍化傾向を述べたものらしいが、この背景には Web2.0(第2世代インターネット)の方向性がここへきてかなり明確化してきていることがあるものと思われる。
Web2.0 の概念が創出して以来、2年が経過しようとしている現在、ブログの浸透とそれに伴う商用利用の顕在化、SNS の成功例とマーケティングへの導入の試み、RSS の有効利用等によって、企業、消費者共にネット上でのビヘイビアは大きく変わりつつある。
さらに、この延長線上に XML の進化等が乗っかる形で、ひとつの潮流となるという見方も現実味を帯びてくる。
この結果、SEO は陳腐化、形骸化してきており、まもなく成果を生まない空論としてその役目を終えることになる。
そもそも Google 自体、SEO については推奨していなかったわけだから、当然の帰結と言えよう。
このような観点に立てば、NASDAQ が全体として下げに転じるのは見当違いとしか言いようがなく、おそらくこの事実に気づけば、早晩反転するであろう。
むしろ、Web2.0 親和性の高い銘柄については買いのチャンスと見るのが筋というものだ。
Google について言えば、より公共的性格が強まってきており、その意味では急騰の可能性は極小化するものと思われるが、安定株としての魅力は増しそうだ。