252?

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「252 生存者あり」という映画のCMを最初に見たのはもうずいぶん前のような気がする。
一度見たとき以来、妙な疑問が引っかかってはいたのだけれど、その答えは容易に想像できたし、仮に想像通りの答えだとしたら、あまりに馬鹿馬鹿しいことなので、頭の中の疑問には取り合わずにいた。

今日またこのCMを見たんだけれど、凄く久しぶりな気がした。だから、

─ きっと、DVDが発売になったんだな。

と思った。
そして、あの疑問が必然的に再燃してしまった。

─ ここ数年、映画やドラマのタイトルに数字を並べるのが流行っているんだろうか。

あ、これは当の疑問じゃなくて、単なる所感。

この映画のタイトルとCMの映像から、252とは、人命救助に従事するなんらかの職業において、生存者の存在を示す暗号というか、コードというか、隠語というか、とにかくそんな類いのものなのだろうと、誰もが思うところだろう。
SOSの主語が変わったバージョン、みたいな。

無論、私自身、このCMを見るまでは、252のそんな意味については知らないし、大半の視聴者も同じだろうが、この想像は難くないし、CMにしろタイトルにしろ、それを知らしめる意図をもって制作されたはずだ。
その意図や作品そのものについては肯定的にも否定的にも論評するものではない。

ただし、この想像が正しいのだとしたら、このCMには大いに馬鹿馬鹿しい疑問がひとつ生じてしまう。
仕方がないから、今のところまだ想像の域を出ていない部分を調べてみた。

まず、映画の公式サイトによると、やはり ─

(中略)数字「252」。実際のハイパーレスキューでも使用されるその通話コードの意味は──「生存者あり」。(以上、公式サイトより抜粋)

とある。
ずいぶんと仰々しい言い回しだけど、タイトルそのまんまじゃん?

ん? ハイパーレスキューって何さ?
って、余計な疑問も出てきたから、こっちもググってみた。
東京消防庁によると、阪神淡路大震災を機に同庁に設けられた消防救助機動部隊の通称、とのこと。らしい。
ちなみに、東京消防庁では「秋の火災予防運動」のポスターでちゃっかり(?)この映画と組んでいる。

おっと。だいぶ本題からずれてしまった。

で、かのCM。
主役の伊藤英明が叫ぶ、
「にぃごぉにぃーーー、せぇぞんしゃありぃーーーー!!!」
これ以外にも、誰かが「にぃ、ごぉ、にぃ、なんだな!!?」とか、
まぁ、短い間にこれでもかってくらい、キーワードを繰り返すんだけど、「252」と「生存者あり」って同じ意味なんでしょ?
実際に消防なんちゃら部隊でどんな運用をされてんのか知らないけど、「通話コード」と言われる使い方なら、それはおそらく迅速かつ正確に情報や状況を伝え合う目的で運用されているのだろうから、通話コードとその意味を一緒くたに叫ぶなんてことは、ありえなんじゃなかろうか。

リアルだろうがファンタジーだろうが徹頭徹尾であれば映画としての価値はあるんだと思う。
リアリティに迫ってる風で、説明過剰だったりするとそれだけで白けてしまうというものだ。

CMに登場する場面がCMのためだけのものだとしても、とても陳腐だと思うが、もしもこれらのシーンが本編にも出てくるのだとしたら、映画そのものが結構ガッカリな感じかと危惧してしまう。

まぁ、危惧とは言っても、どちらにしても、そもそも、この映画を観るつもりはないんだけれど。
観る側の想像力を激しく過小評価したCMである。

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